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学年集会で生徒会役員が自己紹介した後の学年主任の話2012. 2.16

 先ほどは、平成24年度南箕輪中学校生徒会を引っ張って行ってくれる本部役員の皆さんが決意を見せてくれました。
 今ここで前に立ってくれたみなさんは、それぞれの委員会の特性にあった力を持っていて、人前に立つのもそれほど不得意ではない人たちだと思います。そういう力のある人たちが、私たちの学年の代表として頑張ろうと決意してくれたことに感謝したいと思います。 さて、今日は前に立ってくれた人たちだけの話ではなく、一般会員としてそれを支えていってくれるみなさんに向けての話をしたいと思います。
 100m走で記録を出すことを考えてみると、一人の人間が全力で走ることに集中しなければなりません。この一人の人間というのは私たち学年全体だと思います。今前に立ってくれた人たちはというと、おそらく一番目立つし、力を出さなければならない足でしょうか。いい足を持っていなければいい結果は生まれません。当たり前のことですよね。
 でも、走っているのに関係のない体の部位はあるでしょうか。たとえば全力疾走中に腕やこのあたりのお腹の筋肉が走るつもりになっていなければ、いくらいい足を持っていても速くは走れないことでしょう。100mを全力疾走するのならば、一人の人間の体全部が走るつもりでなければならないのです。表に出ない人の活動もとても大切なんです。
 前に立っている委員長や副委員長だけが頑張ってくれればいいやという考えだとしたら、いい活動ができるわけがありません。また生徒会活動は足が主役になったり、手が主役になったりと各委員会の委員長は代わる代わる計画して頑張ってくれることでしょうが,どこが主役になっても体全部が同じように大切です。ここにいる誰一人として必要でない人はいないわけです。
 前に立つのは,自分の時間を削り全校のために活動し,あるいは本当は人前に立つのは得意ではないのに全校の前で活動を説明していくことを決意をしてくれた人たちです。ここにいる全員が,自分にできることは何なのかを考えて協力していってほしいと思います。
 今後のみなさんの活動に期待をして話しを終わりにします。

                             2011.12.1