蝶のケージ製作

森の学校の本校には、昨年度42種類の蝶が観察されているとのこと、蝶の専門家の先生が常に目を掛けて下さっている。 蝶の食性の木をケージの中で育てて、蝶を観察しようということでケージを作ることになった。 以前からも小さなケージはあったのだが、古くなった森の教室を解体するのに合わせて、その材料を使ってケージを作ることにした。 材料を使うよりも一角をそのまま運ぶことにして、PTA作業の際にみんなで運んでいただいた。 150kg位あろうかという枠だが、保護者の皆さんの力を合わせて森から学校の庭へ持ち上げることができた。後日、扉の枠や斜交いなどを入れる。 構造体としての強度は問題ないと考えるが、網を張るために柱等を追加する。今年度買ったコードレス丸ノコが大活躍。 材料は全て、旧森の教室の部材を利用する。 ナイロン製の網を貼り付ける。PTA作業で運んでいただいた後は本校にお勤めの特認校コーディネーターの先生と二人で作業を進めた。網はボンドとテープで枠を留めてタッカーで打ち付けて固定した。 外側からは1.6mmのステンレスワイヤーとターンバックルで締め付ける。 扉だけは強度を持たせるためにホゾ組にすることにした。小学校には角のみ盤がないので、近くの中学校の木工室をお借りする。 ホゾ穴とホゾの部分だけ加工して学校へ持ち帰る。 校長室前の廊下で組み立てるの図 多少の歪みがあるので扉は10mm程度小さく製作。網を掛けるのでちょうど良い感じ。 取っ手は3Dプリンタで以前自分の家のタンスに使ったデータを出力。それ以外の金物は購入。 ヒンジは大きなものを使ったので、少し厚みがオーバーしてしまったので柱を削って収める。 かなり大きなものができあがって蝶の先生にも大満足していただいた。早速オオムラサキの幼虫を持ってきて下さった。左下の葉っぱの上に載っています。