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プロジェクションマッピングで演出を

今年度は初めて吹奏楽部の副顧問になった。
しかしながら音楽的な指導は全くできないので,文化祭ではビジュアル側の演出に力を入れてみた。
一般的なプロジェクターの明るさがずいぶん進化してきたので、それを使ってプロジェクションマッピングができないかと考えた。

体育館後のギャラリーにプロジェクターを設置して,照明と映像をまかなうことを考えた。

部員を配置して写真を撮り,その位置に合わせて演出を付ける。左がパワーポイントの位置決め用画面、右はそれを投影したもの。
ステージにはスクリーンが吊られているが、プロジェクターで映すのは左側画面全範囲になる。



位置決めの写真に合わせて文字を配置し、スクリーンに文字や映像を出したり、全体にイメージビデオを投影したりできる。
全て1つのプレゼンテーションとして制作できるので,管理も簡単にできる。(ビデオをいくつか貼り込んだのでデータは350MB程になった)

以下、左がプレゼンテーションの画面、右が実際の写真なので比べてみて下さい。

ただの照明として、白い帯で照らす。エッジがはっきりしているのも面白い。

「情熱大陸」なので、このバックのグラデーションをパワーポイントのアニメーション設定で∞の形に動かし続けた。

中学校には「ピンスポット」はないので、このようなエッジが効いたライトを当てることができない。写真で合わせているので位置もばっちり。
ライトの点灯時や消灯時もアニメーション設定でズームやワイプを使って演出できる。

そうはいっても、白であてるのが一番明るくできる。上の照明を付けた状態でも確認できる。

スポットの数がたくさんあっても、ライトの数が足りなくなることはないのは魅力的。

ビデオ映像、スクリーンいっぱいになるように位置決めすると画面上ではこんな感じ。解像感も問題なかった。

エンディングロールもパワーポイントで作れるので簡単で管理しやすい。スクリーンに位置決めするため、上下に黒い塗りつぶしの■をおいた。
左側のプレゼンテーションでは、動いているかどうか確認する(文字が現れるのに少し時間がかかる)ために、右下に「started」を表示している。

プロジェクターが明るいのに越したことはないけれど,今回は手持ちの2200ルーメンプロジェクターを使った。
本校所有の3000ルーメンは超単焦点なので、体育館の後から使うわけにはいかなかった。
吹奏楽の演奏は暗幕でほぼ暗い状態だったので、これでも大丈夫だった。

終わった後は多くの生徒や保護者からびっくりしたり感動したりした感想をいただけて満足。
もちろんそれも、生徒の素晴らしい演奏あればのことですが・・・・・(^_^)。

ビデオの切り出し、文字の打ち込み、スポットの順番や位置決めは生徒がやっています。自分は時間の調整と全体の管理を行いました。
これは、なかなか使えるんじゃないかと感じたのですがいかがでしょうか。




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