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県産材の有効利用と機械加工、講座の作品より

夏休みに入って、2日間講座でスギを使った機械加工の講座を行った。
先日試作した「バタフライワークテーブル」を作ったのだけれど、それぞれの先生方のアイディアや技量に感銘を受ける2日間だった。


これは、1日目が終わった後の様子。固定した状態できちんと整理された姿は美しい。学ばせていただきたい姿。

2日間で作った作品は、短い時間の中で、オリジナルな工夫を満載して、どれもすばらしいものだった。


この先生は1日目の後、材を持ち帰って中学校の糸のこ盤で節にあわせて加工をしてある。
大きな柱すべてに、さまざまな動物が描かれている。


加えて、天板は3つをつないで広くしたのに加え、下にたたんでコンパクトになるようになっている。


こちらは、下にたたんだのに加えて、折りたたみ椅子も製作し、下に収まるようになっている。


上の折りたたみ椅子部分、だぼ接合だが、位置決めのための治具も持参なさっていた。
養護学校の先生だけれど、家にもかなりの機械や道具があるようで、手際や加工精度も群を抜いていた。
こんな人の前に立って講義をしなきゃあならないんだから、因果な立場だなあ。まさに釈迦に説法状態。


こちらも、上の部分がないコンパクトなテーブル。実際、上の部分があると車に積めなかった人も多かったようで、
来年度はこの設計を基本にしようかな。機械の使用時間も改善できそうだし。


オーソドックスな形、今回は忙しい中全員が作成できたのはよかった。


天板の小口部分をカバーして、おしゃれにしたテーブル。


真ん中の柱を2倍の幅にして、安定感を増したもの。


これは美術科で女性の先生、ホゾの形を変えて、かなり違った印象に。


さすが今回の講座を受けようとするだけあって、皆さんすばらしいセンスや技能を持った方ばかりでした。
受講者同士の作品に学ぶこともできて、自分にとってもいろいろと勉強になる2日間でした。




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