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当番標の製作


勤務する学校では、職員トイレの清掃くらいは職員で清掃しようと言うことになった。
一週間ごとに交代するので、当番の標を作るよう依頼を受けた。


せっかくならずっと使えるものにと言うことで、木曽檜材を使って作ることにした。
当初は下側の空洞に砂や石を詰めて重くしようと考えていたが、そこまですることはないと言うことになった。
20mmの厚みの板を使って四角柱を作る。


それを削って角錐に近づけた形にする。下部はそのままで上部を15mm分削った。

最初はかんなで削っていたが、大きなところはのこぎりで落とすことにした。

それでもなかなか苦しい作業。
結局、帯のことベルトサンダーの世話になった。
一度ベルトサンダーをかけたところをかんながけというわけにも行かず、結局やすりでの仕上げとなった。


3つ作ったので、行程ごとに並べて写真を撮ってみた。右は切削終了後のもの。


教頭先生に文字を書いてもらって、塗装に移る。墨がにじんでしまうかどうかを確かめるために、同じ材料で試し書きをしてもらう。
まずは、表面がこすれないようにラッカースプレーで定着する。

新しい刷毛をおろし、抜け毛をとってからサンディングシーラーを塗装して耐水ペーパーで下地を作る。


ラッカーシンナーを溶剤とするサンディングシーラーを使ったので、仕上げもクリアラッカーとした。
ほこりが少しでも少ない技術準備室で、1日かけて3回塗装した。


仕上がった状態。(底は塗らなかった)
何年かたってもずっと使われるようなものになったかな。





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