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1年生のものづくり作品サンプル、まとめ

昨年度末より構想を始めて、ここ数日でなんとか形になってきた今年度の1学年ものづくり題材。
080305 ヒノキを使った棚
080519 今年の1年生ものづくり題材サンプル
080525 1年生の木工サンプル~枕元シェルフ~
080527 1年生のものづくりサンプル続き~持ち物置き棚、机上棚~
いよいよ授業が始まっているので、ここで少しまとめてメモを残しておこう。

まず、ベースとなることについて。

あたりを考えた。自分のものづくりに対する考えとしては
 日本にとって、いまだ物づくりをすることは存続していく上での根幹となっていると考える。
 しかし、大量生産品やコピー商品はもうお隣の国にお任せしてしまっても仕方がないと思う。日本では、他の国がまねしたくなるようなスタイルを提案し形にしていくことが大切だと思う。
 そこで、ものづくりでも 「自分のライフスタイルに合わせたものを考える」という企画・発想の力を大切にしたい。特に自分の現在の環境専用にした「ワンオフ(オーダーメイドの品、世界に一つだけの品)」のものをいかに考えたかということを評価していきたい。今の生活なら大量生産品でまかなえる部分については買ってきた方が安いし、環境にも優しい。そのかわり、「自分の使っているベッドのこのスペースに」とか、「このものを整理するのにちょうどよい大きさ」などというものは自分で作る価値がある。

というわけで、本題材として、以下のようなサンプルをだして生徒に製作させることにした。
まずはベースとなる部分。ここは大量生産のイメージで、ある程度の加工はこちらで機械加工してしまっていいかと思っている(今まで、こんなことをしたことはなかったけれど・・・賛否両論となる部分かもしれない)

同じ材料から、スペースファクターを考えて平屋か2階建てか・・・というイメージ

同じ大きさの20mmの素材(本当は木曽ヒノキにしたかったが)をつかって、ベース部分を選択する。
ここは切断はほとんどしない。釘打ち・組み立てのみのイメージ。自分の部屋などで置く場所に合わせて形を変えてもよいが、それも機械加工でいいかなと考えている。

そこへ、自分の生活場面を盛り込んで、置く物と使い勝手をあわせて考えて設計する。
(ベースの図を与えて、それに書き込む形でデザインする)

後は、パーツを自分で加工して形にする。100円ショップとか、既存の部品も使っていいことにする。
それで作り上げたサンプルが3種類。


テーブルサイドシェルフ:自分の机の隅に置くイメージ


枕元シェルフ:自分が寝るときに枕元へ置いておくイメージ


お帰りシェルフ:外から帰ってきたときに、身につけている物を置くスペース。
出かけるときも、ここで準備すれば忘れることもない。

文化祭にも飾るのだけれど、なんとか実際に使っている場面(デジカメで写真でも撮れればいいが)を見せることができるといいなぁ。
(毎年、製作の追い込みでそれどころではないが、ベース部分を思い切って機械加工にしたので何とかなるかな)

まだ、製品名は構想が固まらないけれど、今設計図の書き方を学習しているところで、このあと副題材も作るのでもう少し悩んでみたい。
いずれにしても学習内容を整理しながらカードなど作って、今年度の授業を回しきったところである程度の形にしたい。




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