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鍋敷きの製作

 技術・家庭科の時数が減って、木材加工では角材を使った製品を扱うことがなくなってしまった。その代わりに、選択では割と自由にできるので、2年生の補充選択では、ほぞ組を用いたいすの製作をすることにした。17人の生徒が受講しているが、経験も少ないので、いすを製作する前に、ほぞ引きの加工を練習させようと鍋敷きを製作した。

 できあがりはこんな感じ。ちょこっと隙間が空いているところはご愛敬(じゃ許されないか(/_・)/
 ま、それでも生徒はこのレベルまでにはとても作れないので、尊敬のまなざしを受けることができる。

 相がき接ぎを両側につけて、ボンドで接着する。
 生徒は、この後ベルトサンダーで周りを好きに削ることにする。
 材料は1年生の木材加工で使った材料のあまりを利用。




 以下、けがきの写真のみ生徒の作業(手だけなのでよいよね)を撮影。


 まずは、けびきを使ってけがき。必修授業ではけびきも使うことがなくなってしまった。

まずは、材の幅と同じに長さをとって正方形になるように両側の四面にけがく。

縦の線をけがく。こちらは、材の厚さのちょうど半分になるように。




まさに教科書通り。まずは、上と側面の2面を見渡せるようにして斜めに縦びきで切り込む


続いて、反対側を同じように斜めに切り込む。




けがき線を半分にするイメージで、切り落とす側にのこぎりを入れる。(という精密さもなかなか必修では指導できない。というか生徒にとっても必要感がない。)
やはり、組みを作ると言うことは、生徒にとっても目標が座りやすい。

その後は溝に沿って切り込み、横から見てけがき線で止める。
胴付き部は、胴付きのこ(レザーソー)で首の部分に切り込まないよう、のこ刃を水平にして切り取る。

2カ所ずつ、4枚なので、8カ所を加工して組み合わせる。後は、ボンドをつけてはた金で締め付けた後、サンダーで仕上げる。


何度でもやり直せるように、同じ大きさの材料をいっぱい作っておく。小さいものだし、角材をマイタゲージにあわせて丸鋸盤でばんばん切ればいいので、最初に多めに作っておいた。






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