デジタルカメラで撮影したファイルの取り扱い

~index~

ファイルの整理
 フォルダの作り方
  ファイルの閲覧
  ファイル名の変更

画像の編集・変更
 画像の利用目的と画像サイズ
 画像サイズの変更(リサイズ)
 画像のトリミング
 画像の補整


ファイルの整理


 フォルダの作り方
  デジタルカメラで撮影したファイルは、どんどんたまってきます。それをどう整理するのがよいでしょうか。人によっていろいろな方法があるので、これが一番ということはいえないと思いますが、ここでは日付を元にしてファイルを整理する方法を紹介します。
この例では、写真を入れるフォルダを決めてから、一番上に年のフォルダ(この場合は2002)その下に日のフォルダ(3月3日なら0303)を作ってそこへ3月3日分のファイルを保存しています。または、020303というフォルダを直接作ってもよいでしょう。今回は、020803という名前のフォルダを、photoの下に作ってみます。


 ファイルの閲覧
 windowsXPから、ファイルの中味がすぐに表示されるようになってきましたが、以前のwindowsでは一覧することはできませんでした。フリーソフトのVIXを利用して、ファイルを閲覧してみます。
まずは起動です。

このような画面になります。左側のフォルダをクリックして選ぶと、中にある写真が右側に一覧で表示されます。



また、カタログ印刷(1ページに小さな写真をいくつも並べて印刷)することもできます。

この画面で設定します。


 ファイル名の変更
フォルダをきちんと整理してあれば、同じファイル名でも問題はないはずです(デジタルカメラで撮影すると、いつも同じファイル名になります)が、何かの事故で上書きしてしまい、以前のファイルを消してしまうこともあります。そこで、ファイル名自体を日付+時間に変更してみたいと思います。こうしておけば中味を表示させなくてもいつ撮影した写真なのかがすぐにわかりますし、秒まで入れておけばまず重なることはありません。実はデジタルカメラで撮った写真には、見えないところに日付などの情報が書き込まれているのです。
Jrenamer(ジェイリネーマー)というソフトを使います。

vixと同じように、左側にファイルの場所、右側にその中味が表示されます。(ただし写真の中味ではなく、ファイル名だけです)

ファイルを変更すると名前が 年月日-時分秒 と変更されます。(設定によって他の表示も可能です)



画像の編集・変更


 画像の利用目的と画像サイズ
撮影した写真を、何に利用するでしょうか。それによって、画像の大きさを変更した方が扱いやすくなります。ただし、後で他に利用する可能性もあるので、撮影したファイルはそのまま保存しておいた方がよいでしょう。(撮影したときよりも本当の画質がよくなることはありません)
利用目的 画像サイズ(縦×横の点<ピクセル>の数)
大きく引き延ばしてプリンタで印刷 できるだけ大きい方がよい(撮影したそのまま)
ワープロなどに貼り付けて印刷(学級通信など) 320×240~640×480
プレゼンテーション(パワーポイント)に利用 320×240
メールに添付して送る 640×480(パソコン上で見る)~相手が許せば大きいもの(印刷して利用)

デジタルカメラの画素数と、画像サイズ及びプリンタなどで印刷した場合の目安
画素数 画像サイズ 良好に印刷される目安
35万画素 320×240~640×480 サービスサイズ
100万画素台 800×600~1024×768 B5程度
200万画素台 1600×1200 A4
300万画素台参考 2000×1500 B4
画質については、目安ですので参考程度にしてください。また、デジタルプリントサービス(写真屋さんで印画紙に写真としてデジタルカメラの画像を焼き付けるサービス)だと、もっと大きな紙にプリントしてもきれいに見ることができます。


 画像サイズの変更(リサイズ)
 まず、先ほどのVIXで画像のサイズを変更する方法を紹介します。


定型サイズがいくつかありますので、この中から選ぶと楽です。


しかし、もっと小さいサイズなどは、このように指定します。(横だけ指定すれば、比率を保って縦は自動的に決まります。)





 画像のトリミング
 写真を撮った後で、いらないところが出てくる場合があります。これらはワープロなどに貼り付けたりする前に整えておきます。いらないところを切り取ることをトリミングといいます。
別のソフトirfanview(イーファンビュー)を使ってみます。これ以降はirfanviewで行います。まずは起動です。


トリミングしたい所を、マウスで指定します。


編集メニューから選んで、トリミングします。



 画像の補整
 輪転機で印刷する際には、少し写真のコントラストと明るさをあげておくときれいに印刷されます。それらの調整を行ってみましょう。


画面の変化を見ながら、気に入った状態で決定した後、写真に反映させ保存します。


これらの作業は、VIXでもirfanviewでもどちらでもできますので、試してみて気に入った方をお使い下さい。たくさんあるファイルに連続して作業することもできます。



おまけ
 写真に日付情報を写し込むこともできます。日付情報が設定できるカメラで撮影した写真から情報を読みとって、好きな場所に移し込むことができます。Jstamper(ジェイスタンパー)というソフトです。