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ペルチェ素子を用いた冷却装置の製作(その1)

 夏になると、何かと冷やしてみたいものが出てくる。
 簡単にお金をかけずに冷却するための装置ができないかと考えてみた。


とりあえず、手に入れてみたのはペルチェ素子。秋月電子で700円のもの。(6Aタイプ)
最大吸熱量:53.3W 最大温度差:68℃というスペック。

電源につなぐと、すぐに冷たく(反対側は熱く)なる。

熱くなる方の熱を取り除いてあげないと、使うことはできないので戸棚にとってあったCPUクーラーを出してきた。
AMDのCPUについてきた純正品。(ヒートパイプを使った、もう少しいいものを使用中なので、純正品が余っていた)


ペルチェとクーラーをくっつけて電源につないでみる。11Vで5A流れて、この電源ではめいっぱいの状態。

表面は,かなり冷たくなっている。


クーラーの留め具を加工。まずは薄い状態でも挟めるように、表面を削って平らに。

下側も削って平らにしたあと、糸鋸で枠を切り取る。

100円ショップで買ったステンレストレイに穴を開けて、固定することにする。


最初は枠を発泡スチロールごと挟んでみたが、密着しなかったので、やり直してみた。


これでクーラーが固定できるようになった。


シリコングリスがなく普通のグリスを使ったが、やはりこれはだめだった。右側はコードを通す溝を切っているところ。

冷却器は余っていた(もう古くて使えないPCの)パソコンケースに組み込んでみた。
すべてのパーツを外して、上の5インチベイの列へはめ込んだ。


あとは、下の段に断熱材を入れることにする。発泡スチロールで周りを囲んでみる。


電源をつないで確認すると、一応動いている。



そこで、常時稼働させるために、このケースから取り外した電源に接続。
AT電源なので、13番と14番のポートを短絡させて稼働させる。


こんな形で、動かしてみた。

しかし・・・
ほとんど冷えない。ペルチェの部分に触ってみると結露してかなり冷たくなっている。
やはり、冷却側も放熱?してやらないとダメなんだろうと思う。
ヒートシンクとファンをつけてやることが解決方法だろう。

とりあえず今日はここまでにした。これはまだまだかかりそうだ。





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