029 技:C生物育成に関する技術-cs

 技術分野の内容「C 生物育成に関する技術」での工夫・創造の評価について。  【】内の記述は国研の資料より引用です。 (1)生物の育成環境と育成技術  【よりよい社会を築くために,生物育成に関する技術を適切に評価し活用している。】  以前の栽培領域と大きく違うのは、ただ知識や技術を学ぶだけではないと言うことです。(そういう点では菊づくりは、名人がやる方法をトレースするのが一番良いわけで、評価・活用の余地は無いので教材としては苦しいといえます)かかる時間や費用、環境への影響を比較しながら受ける恩恵の価値を判断できなければなりません。 (2)生物育成に関する技術を利用した栽培又は飼育  【目的や条件に応じて栽培又は飼育の計画を立てるとともに、育成する生物の観察を通して成長の変化をとらえ、適切に対応を工夫している。】  理科での観察と違うのは、「理科は観察して真理を発見する」のに対して、技術は観察したことを元にして、自分の望む結果を目指して適切な対応を工夫していくということです。生徒が目的を持って工夫でき、その結果があらわれるように授業を仕組まなければいけないことに教師側の苦労がありますね。  技術分野のCはBとともに(3)がありません。ある程度内容を絞り込んだ中で、付けるべき力を確実に付けるように計画していくと言うことでしょう。

2013.1.15投稿分