012 夜中に書いたラブレター -moral

 今、教員をしている世代の中でも育った環境はずいぶん違います。モノクロテレビを知らないのは当たり前でしょうし、「テレビのチャンネルを回す棒を作った」なんて聞いても意味の分からない人も多いでしょう。これからは「ブラウン管ってなに?」、「昔はネットがなかったの?」でしょうね。そのために現在の教育を行うにあたって、昔自分が受けた教育を一度捨てて考え直せと言われるわけです。  コミュニケーションに関する教育も、即時的なものがほとんどになった現在、そこをわきまえて指導しなくてはなりません。  昔は夜中に書いたラブレターは熱が入り込みすぎてしまうので、朝もう一度読んでから出せと言われましたよね。(中学生はこの時点で??か)でも中学生がネット上で発信するのは、この時間帯になることが多いんですよね。掲示板の炎上をみていても、かっとなって勢いで書いて、投稿ボタンをポチッとしているなと感じます。ましてやツイッターやfaceboookではちょっとした推敲もなく発信してしまいそうです。さらに困るのは、その熱にうなされたような文章がネット上に残り、いろんな人に読まれてしまうことです。  でも、「だから、中学生はネット禁止」とするのではなく、そう言う使い方の時代に生きる力(これも、思考力・判断力・表現力か)をつけてあげる教育をしてあげなければいけないと感じています。

2012.12.7投稿分