通話アプリの利点・欠点2-moral

 スマホの通話アプリ、かなりの種類があります。一番勢力図が大きいのがLINE ちょっと古めのViber(バイパー)、最近出たばかりのcomm、また一般電話にも通話(有料)ができるskypeや050plusなんかもあります。淘汰されたものや、iphone限定になっているのも入れればまだまだたくさんあります。  これらのソフトは新しい技術を使っていて、端末からサーバのアドレスに要求(リクエスト)するとサーバがデータを渡す、いわゆる「サーバ・クライアント型」ではなく、「クラウド型」とP2P(ピア・ツー・ピア)を組み合わせた接続がその都度変化する仕組みを使っています。これらは使い勝手が良くてスピードも速い反面、セキュリティ上はきちんと対応しないと事故につながります。不適当な写真を掲示板にアップしてしまったら、管理者に言えば削除してもらえるけれど、通話アプリではそれが難しいケースがあるようです。  ですが、一番話題になっているのは、「登録時に自分の電話帳をアップロードしてしまう」ことでしょう。自分だけならまだしも、他の人の電話番号を勝手にアップしてしまっていいんでしょうか。特に昨今の話題として、最後発のcommの利用規約には、 “全ての会員記述情報を無償で複製しその他あらゆる方法により利用し、また、第三者に利用させることが出来るものとします。” の一文があり、物議を醸し出しました。  今まで、購入したソフトをインストールする際に利用規約のページはしっかり読まずに「はい」「次へ」とやっていたことも多いのですが、「無料」で「便利」なこれらのソフトを利用する際に、どんな契約をされているのか、きちんと確認する必要があります。  LINEでいえば、読売オンラインの記事LINEでトラブルを防ぐ「設定5つのポイント」 が参考になります。 http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20120914-OYT8T00959.htm 電話帳を登録時にアップしない選択もできるし、友だち追加をオフにすることができます。使い勝手が悪くなっても、守るべきものはあります。

2012.12.4投稿分