006 教材整備指針を参考に-admin

 MLに首を突っ込みたくなる話題がいくつも出てきているのですが、他の皆様もそうでしょうから、私は我慢して昨日の続きを・・・・  ただ、村松先生のメールを見て浮かんだ内容は他の方とはかぶらないだろうからちょっとだけ・・・というのは、一昨日文科省の上野調査官の話をお聞きする機会がありました。今年の上野先生は、「思考力・判断力・表現力」の話で、ジュースの缶のプルタブを例に取り上げてお話し(今年3回ほど聞いたかな)してくださいます。でも実はこの話、私が初めて聞いたのは昨年か一昨年の村松先生の講座でした。村松先生に聞いてみたら、以前特許庁の研修会でのワークショップの際に上野先生も参加なさっていたとのこと。全国で上野先生が話されている内容の元が村松先生からだなんてちょっとわくわくしました。  上野先生も、この話は何度もしているから新しいネタがあったら教えてほしいとおっしゃってました。何か良いのがあったらお伝えするのが良いかもしれません。  話を戻して、文科省は教材整備指針をほぼ10年ぶりくらいに改訂し、昨年度公表しました。  「教材整備指針」(平成23年4月策定)を見てください。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyozai/index.htm  もちろん指針ですので、必ずそろえなければいけないというわけではないのですが、私たちが携わっているのは義務教育なので、設置者の責任で環境を整えなければいけません。ただし、すべて設置者(市町村)では難しいので国としても約1/3を補助することになっています。逆に言えば、市町村の負担も大きいわけです。  ということで、(23年度までの措置をいかせなかった市町村も多いだろうと言うことも合わせて)「義務教育諸学校における新たな教材整備計画ーh24~h33-」という措置を開始しました。10年間で総額約8,000億円が予算化されています。  つまり、一度ではそろえきれないものも含めて、10年間かけて計画的にそろえましょうと言うことです。もう来年度の予算は出してしまったかもしれませんが、参考にしてそろえていきたいものです。  最後に少し長くなりますが、「教材整備指針」から技術・家庭科に関わるもので、今回新規で挙げられたもののリストを載せます。(ぜひ、元の資料で全てを確認してみてください) ☆☆☆☆☆☆☆技術分野☆☆☆☆☆☆☆ 【学校に1つ】 ・情報通信ネットワーク説明版 【4人に1つ】 ・測定具(ノギスなど) ・点検整備用機器(電気機器、自転車など) 【1人に1つ】 ・保護めがね ・製図用ソフト 【取り上げる内容によって数が異なるもの】 ・エネルギー変換機器模型(風力・水力発電機、燃料電池、太陽電池、スターリングエンジン、直流・交流モータなど) ・飼育関係用具(水槽、管理用具など) ・ディジタル作品学習用機器(アニメーション作成ソフトウェア、デジタルカメラ、USBカメラ、デジタルビデオカメラなど) ☆☆☆☆☆☆☆家庭分野☆☆☆☆☆☆☆ 【学校に1つ】 ・調理用生ゴミ処理機 ・ガス検知管、採取器 【4人に1つ】 ・IHクッキングヒーター ・電気炊飯器 ・騒音計 ・照度計 ・温湿度計 【2人に1つ】 ・手洗い関係用具(洗濯板、たらいなど) ・きもの ・帯 【取り上げる内容によって数が異なるもの】 ・カード教材(食品カード、献立カードなど) 以上です。長くなって失礼しました。

2012.11.29投稿分